プレゼンは暗記した方がいいの?

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プレゼンは最終目的を忘れずに

プレゼンを行う際、聞き手と目を合わせながら語り掛けるように話すことで自分の伝えたいことが伝わりやすくなります。
相手の目を見る、ということは、当然それ以外のものを見ていない状態ですから、話す言葉を暗記していなければできないことだと思われるかもしれん。
しかし、ここで取り違えてはいけないのは話す「言葉」を丸暗記する必要はないということです。
例えば、プレゼンの内容を1から10まで原稿にして、それを一言一句完璧に覚えたとします。
プレゼンの最中に、聞き手から突然の質問があったとします。
原稿は完璧でも、予測不能な事態に果たして対応できるでしょうか?
プレゼンをする最終的な目的は、商品やサービスなど伝えたい物事を相手に伝えることであり、原稿を完璧に暗記してすらすらと復唱できるようにすることではありません。
ですから、プレゼンは言葉を暗記するのではなく、内容を理解し、自分の言葉で話せるようにしておくことが必要と言えます。
プレゼンを滞りなく進行させるためには原稿ももちろん大事ですが、伝えたいことを念頭に置いて何度も練習すれば、覚えようとしなくても体は自然と覚えているものです。
つまり、プレゼンは原稿ではなく、内容を暗記することが大切と言えます。
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プレゼン内容を効率よく暗記するには

プレゼン内容を暗記するということは、内容を深く理解することに繋がります。
まずは話の全体的な流れをつかむことから始めましょう。
プレゼン原稿に大きな見出しを付けていき、見出しから暗記していくのです。
話の中身をセンテンスごとに分けると、何から話すべきか、次に何を持ってくるべきかが覚えられます。
次に、その分けたブロックの中で重要なワードを抜き出していきます。
つまり、「これだけは絶対に忘れない!」というワードです。
センテンスごとになるべく少なく絞ることがポイントです。
キーワードが多いと聞いていて何が大切なのかわかりませんし、結局丸暗記と変わらなくなってしまいます。
見出しとキーワードが覚えられたら、あとは資料やパワーポイントなどを用いて練習を重ねましょう。
見たほうがわかりやすいものや、読めばわかる詳細についてわざわざ覚える必要はありません。
自分で作ったプレゼンを覚えるのが難しいということは、聞いている人はそれ以上にそのプレゼン内容を記憶することが難しいということ。
言葉はできるだけ集約したほうが記憶に残るプレゼンとなることでしょう。
暗記はしたほうがいいですが、重要な点だけでも十分ということです。
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