聴衆に感動を与えるプレゼンテーションの極意

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普通のプレゼンと「凄い!」と思わせるプレゼンの違い

 

img11-1プレゼンテーションはビジネスをする上で避けて通れないステップであり、日々どこかしらで行われています。
その大多数が普通のプレゼンテーションです。
ここでいう「普通」は悪い意味ではなく、企画や商品の魅力を相手に伝えるための発表全てを指していて、これにより契約に結び付くものも含まれています。
ただ中には普通ではない、聴衆に感動を与えられるようなプレゼンを行う人もいます。
普通のプレゼンと感動を生みだすプレゼンでは、後者の方がより成約に繋がりやすいと思いませんか?
人を感動させるプレゼンは、例え企画や商品が普通のものだったとしても、聞き終わった後に「是非使ってみたい!」と思わせる力があります。
プレゼンを受けている最中でも、次はどんなものが出て来るんだろう?と、どんどん相手を引き込み、時間が経つことすら忘れさせてしまうのです。
このような凄いプレゼンテーションを行うのは大変難しいですが、聴衆に感動を与えるプレゼンにはやり方と極意があります。

 

 

感動を与えるプレゼンのやり方

 

プレゼンの構成を、起承転結とする例を挙げましょう。
まず「起」ですが、プレゼンには初めに結論を持ってくるというセオリーがあります。
筋道立てて考えたいのが日本人の国民性のようですが、ファーストインパクトは外せません。
「承」で、結論を裏付けるような具体的な数字を提示し、「転」で雰囲気をガラッと変えた話し方をします。
この二つは落差が大きければ大きいほど聴衆は「何が起きたんだろう?」と耳を傾けやすくなります。
そして「結」ですが、普通のプレゼンは綺麗にまとめて終わることでしょう。
しかし、より強烈な印象を残したいなら、あえて問いかけで終わらせてみるのも有効な手段です。
問いかけられたら必然的にその答えを考えますから、プレゼンが終わった後で思い返されやすくもなります。

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プレゼンで感動を生む極意

img11-3印象に残るプレゼンのロジックは多数存在し、インターネットで検索してもたくさんヒットします。
もちろん、しっかりと内容のあるプレゼンにする為にはそういった緻密な計算も必要です。
ただ、ロジックに忠実なやり方をしたとしても感動がないことは多々あります。
それは、プレゼンター自身が上辺だけになってしまっているから。
感動を生むプレゼンの極意は、プレゼンター自身が自分のプレゼンに感動すること。
そこに、スキルやロジックは関係しません。
自分が感動できないプレゼンで、相手を感動させることができるでしょうか?
本当に感動できるプレゼンには、やることは全てやった、という達成感も伴うのです。

 

 

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